【発表概要】

（アセットマネジメント）
発表者：髙橋 篤史
論文タイトル：岐阜県における河川内橋脚の洗掘に対する現状の取り組み（その１）－川島大橋の被災概況と緊急対策－
概　要：岐阜県各務原市に位置する川島大橋は、令和3年5月の大雨による木曽川の出水により、流水部の橋脚1基が上流側へ大きく傾斜して沈下し、上部構造の部材が橋脚に引き込まれる形で変形して座屈し、橋梁倒壊の危険に見舞われ、橋梁倒壊に伴う越水や破堤など、2次災害を引き起こす恐れがありました。本発表では、川島大橋の被災概要とその原因の特定、橋梁倒壊防止の緊急対策やモニタリングの活用について報告しました。

（アセットマネジメント）
発表者：河合 浩史
論文タイトル：岐阜県における河川内橋脚の洗掘に対する現状の取り組み（その２）－洗掘の緊急点検結果と点検マニュアルの改定内容－
概　要：岐阜県各務原市に位置する川島大橋は、令和3年5月20日から21日の大雨による木曽川の出水により橋脚の沈下、傾斜、上部構造の変形が確認され5月28日に通行止めとなり、現在架け替え工事中です。本発表では、川島大橋の被災後、直ちに実施した岐阜県管理橋梁の緊急点検結果を報告するとともに、定期点検に洗掘調査を行うべく改定した橋梁点検マニュアルの内容を報告しました。

（アセットマネジメント）
発表者：渡邉 宗典
タイトル：岐阜県における河川内橋脚の洗掘に対する現状の取り組み（その３）－洗掘に対する橋脚基礎の安定性の評価と対策の優先度－
概　要：岐阜県各務原市に位置する川島大橋は、令和3年5月20日から21日の大雨による木曽川の出水により橋脚の沈下、傾斜、上部構造の変形が確認され5月28日に通行止めとなり、現在架け替え工事中です。川島大橋の被災後に実施した緊急点検では、洗掘が進行している橋梁が複数あることが判明しました。本発表では、洗掘に対する橋脚基礎の安定性の評価と対策が必要な橋梁の優先度の検討について報告しました。

（土木教育一般）
発表者：町 勉
タイトル：実務家に学ぶインフラメンテナンス講座の開発と実践（その２）～コンクリート橋を100年もたせるために～
概　要：近年、我が国では、インフラの老朽化、災害の頻発化、少子化が深刻な課題となっており、インフラを守る担い手の育成が急務となっています。筆者らは、「 KOSEN 型産学共同インフラメンテナンス人材育成システムの構築」が実施する『実務家教員育成研修プログラム』の第2期生として、約8ヶ月間の実践的なカリキュラムを受講し、建設技術者として『教える』ための技術を修得しました。 本発表では、高専生に向けた教育実習として行われた「実務家に学ぶインフラメンテナンス講座」のうち、筆者らが開発して実践した講座の概要と、高専生に伝えるために工夫した点や気を付けた点、実証講座を通じて学んだ点について報告しました。

（河川工法・構造物）
発表者：小原 正慎
タイトル：河川災害復旧事業（単災）における、災害復旧業務の生産性向上の検討
概　要：近年、多数の災害が発生しており、建設コンサルタントは早期復興のため短期間での災害復旧業務の完遂が求められています。働き方改革を進める中、多数の災害に対応するには測量設計期間の短縮が重要と考えました。本発表では、現地特性に応じたICT測量技術の活用やDXによる業務実施手順の見直し検討結果、及びレーザ測量活用の有効性について報告しました。