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GCCA主催の第24回技術発表会で論文を発表しました

(一社)岐阜県建設コンサルタンツ協会(GCCA)主催の、第24回技術発表会がオンラインで開催されました。
当社の技術者は「小規模土砂流出による通行止めの未然防止対策検討」に関する技術論文を発表しました。

 

【発表概要】

発表者:コンサルタント事業部 交通基盤計画部 河合亮典
テーマ:小規模土砂流出による通行止めの未然防止対策検討
概 要:令和2年7月豪雨では、下呂市内の県道において、全14箇所で比較的小規模な土砂が道路へ流出した。 そのうち、9箇所では、横断排水施設があったにも関わらず、溢水や土砂が氾濫していた。 これらの横断排水施設について、現地調査及び等流計算による排水能力の照査を実施した。その結果、発災時のピーク流量や道路設計基準の流量に対して、流下の能力は満足していたが、被災していることが分かった。 被災要因は、横断排水施設とその上下流で、形状(水路幅、縦断勾配、粗度)が変化することで、堰上げ(局所的な水位上昇)が発生したものと考えられた。 等流計算は、これらの影響を考慮できないことから、不整形な場所に接続する横断排水施設の設計手法として、適切ではないことが分かった。 このため、現地状況に即した設計手法として、堰上げを考慮した不等流理論式の適用について検証した。 不等流理論式の計算は複雑であり、なおかつトライアル計算が必要であったが、マクロによる簡素化を図ったことで不等流理論式の特性を確認することができた。 適用上の課題として、円形断面の断面設定は、研究成果が少なく、矩形断面の計算方法を暫定的に流用して箇所があるため、研究により計算式の改善が必要と考える。 今後、不等流理論式が一般化され、道路設計、災害復旧設計などで適用することで、県内の排水施設が強靭化され、小規模な土砂流出の軽減につながると考える。

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