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下呂市国道41号の災害復旧事業において全建賞を受賞しました

国道41号下呂市小坂町の災害復旧において、国道41号とJR高山本線の早期復旧を図り、その成果が建設事業の発展に貢献したとして、全建賞を受賞しました。

 

【概要】

業務名:令和2年7月豪雨における国道41号下呂市小坂町門坂地区災害の応急復旧工事
業務内容:令和2年7月豪雨により、国道41号岐阜県下呂市小坂町門坂地区において飛騨川の水位上昇により約500mにわたって道路が崩壊し通行不能となった。隣接するJR高山本線も擁壁が不安定となり列車の運行が停止した。
復旧にあたっては、道路事業者と鉄道事業者が協働することで、早期復旧を目指す方針とした。軌道敷きを工事用作業ヤードとして使用するなどの特例措置により、被災からわずか16日後にJR高山本線が運行を再開し、交通手段の途絶を解消した。また、出水期ではあったが、河川管理者の了解を得て河川内に施工ヤードを確保するなど工事工期の短縮策を講じることで、被災からわずか40日で国道41号を片側交互通行で交通開放した。
道路事業者、鉄道事業者、河川事業者が連携し協力することで、工事期間の短縮と相互のパフォーマンスの向上を達成した点、および上記の工事手法は、災害の早期復旧モデルとして期待できる点が評価された。
当社は被災状況の確認から河川の流況解析、鉄道擁壁の動態観測、道路復旧設計までの全般に関わり、早期復旧に貢献したとして表彰された。